歯茎の腫れを訴えて来院。
右上の歯茎が数日前から腫れていて、治らないとのことでした。
問診、口腔内の視診、打診、動揺度のチェックを行い、レントゲン診査を行いました。
その結果、重度の歯周病と診断しました。
重度歯周病 例
患者さんはこれまで自覚症状はほぼなかったとのことです。
歯周病の恐ろしさがこれでよくわかると思います。
しかし患者さんは今まで全く問題なかった歯が急に歯周病で予後が悪いと言われても納得いかない様子。
歯周病の原因となるプラークや歯石を除去すること、また付着しにくい環境を作ることが歯周病の治療と説明し、表面の歯石の除去、再評価後に深い部分の歯石の除去を行いました。
だいぶ歯石も取れてきて安定はしてきましたがやはり予想通り重度歯周病の部分は炎症が残ったままです。
ただ患者さんは自覚症状がなくなったので抜歯とかはせずにこのまま経過みることになりました。定期的なメインテナンスのすすめをしました。
その数週間後再び痛みがでて今回は激痛とのことでした。
患者さんご自身も重度の歯周病にかかった歯が原因と自覚しており、抜いてくださいと飛び込みで来院。
抜いた後は痛みもなく順調に経過しています。
抜いた後の処置は義歯を選択。
ただ今後、残存している歯を残すためにもメインテナンスの重要性を再度説明しました
日付: 2017年2月3日 カテゴリ:歯周病, 田町芝浦歯科:院長コラム and tagged 歯周病, 歯周病 激痛, 歯周病の進行, 歯茎の腫れ, 重度歯周病